8ac94f7c.jpg日常的にプロジェクター活用をしていくと、動画コンテンツばかりでなくいろいろな「拡大投影の効果」について検討し、実践していくことになる。もちろんOHC接続も日常なのだが、最近の注目はプレゼンテーションソフトの活用。以前にNew Education Expoでの筑波大付属の白石先生による「デジタル教科書」活用の話を書いた。24日(土)の土曜授業参観に向け、国語学習の冒頭に詩の群読を予定して、子どもたちの練習の機会を設けていた。これは、先生の学級で冒頭に「詩の群読」があり、とても良かったからである。筑波では子どもたちは何も見ず、ただ暗唱していたのだが、本級では映像効果と子どもの読みに合わせた文節提示を狙った。読んだのは光村の「晴間」と「海雀」の二編。「晴間」をイメージする画像や波間に漂う海雀の画像。そこに読みに合わせて文字が表れていくのである。連を割り振っただけで本当にあまり練習はできなかったのだが(同じ「海雀」の重なりでも読みは違うはずということを確かめるために範読を聞いたりなどはした)、参観当日は、実に良く読んでいた。もう一度読んで聞かせてもいいかと思えたほど。国語学習をしっかり行っている印象がついたようだ。
 ここで使ったのが「パワーポイント」。期せずしてこじまんさんも注目して「三択クイズ」制作で触れてられる。New Education Expoでは、次の田中博史先生の算数公開授業で「スクールプレゼンター」を使ってられたことも書いたが、簡易的にはパワーポイント制作も可能。市販物は学習に適したパーツやツールが豊富ということで、基本は手軽な教材製作ソフトという位置づけ。
 こうやっていくと机上にプロジェクターに隣接してPCも置きたい。ノートでいいのだがディスプレイ部が少し視覚を遮る(最大に開けばいいのだが)。スリムPCを横置きするなどもいいだろう。今は自作といったところ。