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学校放送番組活用実践・情報教育研修 全放連放友会員

2013年04月

4a65f0be.jpg 『学ぼう BOSAI』今回は、「ドクター・ヘリ」で活躍するドクターに焦点をあてて紹介していました。以前に総合テレビで、3人のドクターがそれぞれの医療への思いを語り合った番組を見たことがあります。一刻を争う対応下での判断・苦労が生々しく語られていました。
 今回の番組を授業の中で取り込むとすれば、やはり4年生の「消防・警察」学習で防災に触れる所でしょう。医療最前線の取組としての紹介が考えられます。「なぜヘリを使うのか、その効果」「担当医の通常の医療活動にはない活動」あたりは、押さえておくポイントでしょう。

04d2f156.jpg 「子どもたちを取り巻く教育の問題をわかりやすく伝える」という触れ込みで新しいタイプの教育ジャーナル番組 『エデュカチ』が始まりました。第1回は、「学校への悩み&疑問」というタイトルです。
 『NHK for school ブログ』では、『番組では事前に、全国の小・中学生のお母さん400人に“学校への悩みと疑問”をアンケート!その中で上位だった「通知表とテストの関係は?」「クラス替えのルールは?」「担任はどうやって決まるの?」といった声に、かつて教職にあった先生方が率直に答えます。』とあり、『「そこまで言っていいの?」というような学校の実情も紹介』していくことに、一面的な情報がどこでもそうなのではと受け取られることに、事前には危惧さえも感じました。 




 


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3957c898.jpg 『お伝と伝じろう』を見ました。『銀河銭湯パンタくん』もそうですが、設定意図がよく伝わってきません。奇想天外さが、今の子ども受けするのでしょうか。新番組は10分化してきていますが、自己紹介の連想キーワードをマップ化(「チャート」と言っていたが)していく手法を見ると、『伝える極意』での「言葉の花火」を思い出します。実際になかなか何を伝えたらいいかわからないという子どもたちにスポットを当てて、京都橘大学の先生の直接指導により力をつけていく様は、自身の学習の場で子どもたちに指導する上でとても役立ちました。直球勝負の番組はわかりやすいものでした。「おもしろおかしく」することで、伝える手法を学ぶということに気が及ばないということなく、過去にないものを見せてほしいと思います。第一回で設定が飲み込めたので、次回以降の期待が高まります。

9a6fbd15.jpg そろそろ番組初回を授業でどう扱ったかという話が耳に入ってきます。
「考えるカラス」は、期せずしてどちらも理科専科となった2人の先生から、聞きました。年度の初めとして、「科学への誘い」として扱い、「こういうことを解き明かす学習なんだよ」と触れたと聞きました。「2本のろうそく」では、長いろうそくと短いろうそくではどちらの火が先に消えるかを子どもたちに予想させると、意外と知識力のある子が間違っていたりと、興味ある結果だったそうです。2回目以降の扱いをどうするのかが、気になります。
「算数刑事0」の初回活用は、「NHK for schoolブログ」のメルマガに担当者の参観として掲載されていました。推理場面で静止して、子どもたちにも推理させる手法は、昨年度のパイロット版で私が行った手法と同じです。番組を中心に据えるにはそれで1時間の学習が成立していつでも行えます。
 気になるのは、今後の回をどう活用するのかということです。やはり単元の中でどう効果的に活用するかの姿が見えないと、その後の活用に期待できません。放送教育に熱心な先生ほど、番組を中核に据えた授業を行いがちですが、そこに生まれる効果は一般化しません。ましてや、いつも同様の扱いで進める時数の余裕はありません。

 ※画像は、訪れたある学校の大型テレビです。番組を視聴したり拡大提示したりが日常なら、このようなたいそうな生地カバーはいらないでしょうね。

00ad71d8.jpg 4月は年度の初めでもあるので、万難廃して多くの事務局員の参加がありました。各自の自己紹介ののち、事務局体制など年度初めらしい確認事項から、理事会・プロジェクト計画などの年間での取組の予定なども次々と議題に上っていきました。本年度の全国大会旭川大会では、変更点や担当者・提案者なども綿密に確認が進められ、「現時点で未定・不確定なところを誰が何時までに確定するか」という当たり前ながらとても大事であることの確認が念入りに進められました。来年度の全国大会の進捗の報告もなされました。

814ffcd8.jpg 新たに赴任した学校で、職員理科研修がありました。薬品の扱い・使用後の記入、ガスバーナーの扱い方、ガスボンベのコンロの着火及びサーモによる対流実験(画像)など、初任研に帰った気持ちになりました。

bf0c0a90.jpg 低学年道徳新番組『銀河銭湯パンタくん』を見ました。初回のため登場人物の紹介でしたが、2回見てみましたが「銀河戦隊」にこじつけた発想がよくわかりませんでした。道徳として「ガンコちゃん」のような長寿人気番組に成長するのか、今後の展開に注目です。

5589a117.jpg理科新番組「考えるカラス」を見ました。番組Webでは、このように紹介しています。『科学の知識ではなく、考え方を学ぶ番組です。 この番組は「科学の知識ではなく」自ら課題を見つけ、観察し、仮説を立て、実験し、その結果をもとに考えるという続きを読む

e0974891.jpg 新番組『算数刑事0』の初回の6年「線対称・点対称」を題材とした番組「時計のトリックを見破れ〜対称〜」を見ました。ここでの学習は、東京書籍の場合6月中旬から7月上旬に12〜13時間の扱いで学習することになっています。「学んだ力を日常に生かす」一環としての算数的活動とするならば、この番組視聴は早くても7月に入ってからになります。HDDなりBDなりにしっかり残しておきたいものです。初回にこれをもってきたのは、「算数での推理刑事物は学習にそぐわない」という批判に対して算数での既習の能力を生かした取組の楽しさがこの番組にあることのアピール力が高いものを最初にという意図かと思われます。ですから、学習に生かすという意味で本校でもすぐには視聴せずに7月に入ってからのお楽しみとなります。
 昨年8月のパイロット版を活用した授業では分断視聴し、途中で子どもたちにも問題?を解かせて一緒に推理するスタイルを取りました。今後の番組でも同様の活用をするのか、次回以降の学年(4.5.6年)でも検証していきたいと思います。
 「線対象」については、警察の「算数課」内にある「教師用そろばん」と「円形のお盆」を実物の例としていましたが、これについて例示の形として相応しかったでしょうか。特に「円形」を線対称の場で出すべきだったかはどうでしょうか。また「そろばん」を線対称例とすることも非日常のようのように思えます。今後の番組で取り扱う実物例にも注視していきたいと思います。

5a6570f9.jpg なんとか異動前後の忙殺状態から逃れつつあります。消防署・警察など関係各庁への次年度予約・全ての学年別年間計画を作った人権計画や、時勢を反映しての調査・報告文書なども多くありました。教科では次年度配当物品を学級別に配置し、購入物品一覧を作り、資料戸棚に内容品の画像を貼り付けて「見える化」を図るなどの作業です。また、3→4月が稼ぎ時の管財も重く、新規机椅子は休日納品で、立会いつつ現有数確認です。結局、日々12時を越え、その後自分の移動で、とりあえず車に乗せて後から片付けというものもありました。
 異動先では、教室に『電子黒板』が置かれていない環境が十二分に予想されました。全教室電子黒板導入は実践推進校なればの稀な例です。しかし異動先で最も有難かったのは、一般校で1台しかない『電子黒板』の教室への移動が叶ったことです。逆に年数回の会合使用の時は、多目的室へ移動しなければなりません。そこへ新規購入のUCHIDA「スクールプレゼンターEX」と5.6年「教材集」を入れたので、鬼に金棒です。個人版の新規購入インストールですので著作権上の問題が発生しません。前の学校と同様に、電子黒板上で子どもが自らの考え・気づきを表す姿が実現できる日が浮かびます。これについては、また紙面上で紹介します。昨年度は中学年でしたが、今年度は高学年がどう使うかということが課題となります。

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