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学校放送番組活用実践・情報教育研修 全放連放友会員

2012年06月

c6a11535.jpg 8月後半に会長区で、「電子黒板研修会」が実施されることとなり、講師役として呼ばれることとなった。本校は電子黒板研究研究推進校として、全学級に電子黒板が導入されている。そこで、日常的に一番使っている人間が呼ばれたに過ぎない。
 全校で電子黒板等セットを3〜4台導入した四日市市の教育委員会は、1月18日の記者発表資料で「電子黒板等を活用した指導上の効果」として、『(1)電子黒板等で視覚化することで,全員で課題を共有することが容易にできるようになりました。』『(2)シミュレーション教材などで,課題を明確につかませることができるようになりました。』『(3)フラッシュ型教材などで,短時間で繰り返し学習ができるようになりました。』ということを掲げていた。
  なぜここで引用したかというと、これらは全て単に「大型テレビ」で可能なことだからだ。電子黒板の研修会を夏季中にわざわざ集まってもらって行うからには「大型テレビ」より優位性のある効果的活用を示し、体験していただくことが肝要だと考える。
 その一つとして、児童が直接画面操作をすることで、示す意図・思いがより良く伝わるという効果場面が浮かぶ。画像は、「3年算数で0から9までの数のカードから4枚ずつ引いて筆算で和差を求める。」という場で、児童がどのように集めたかを自ら示しているところの様子という程度のことだが、「スクールプレゼンター」で数字カードを即座に取り出して並べて見せている。

b74957b2.jpg NHK『「大人ドリル」スマホ時代に潜むネットの罠』を視聴した。とりわけ「ゲーム依存から子どもを守るには」について解説委員が持論を述べる項に関心が及んだ。「消費者教育推進法案」(消費者が自ら身を守る知識を得るための教育に関する法案)が議員立法で進められているそうだ。小・中・高の段階で、何が自分達の周りで起きているのか、どういうものを守らないといけないのかをきちっと学校で教えようという法律だそうだ。そのためには、先生を教える先生を送り込んでカリキュラム作りをという話や、メディアリテラシーを教える専門の先生がいていいという話へと及んでいった。大人も子どもに小さい頃からメディアリテラシーを教えられるようでなくてはいけないと司会は結んでいた。昨年度末の6年モラル授業からも、ネットゲームやSNSは子どもの生活に既に深く入り込んでいる中で、ゲーム機からネットに入れることも知らない多くの大人がいる状況下、拙速な対応ともいえなくもないが、学習指導要領や教育ビジョンで掲げつつも殆ど教える知識も余裕もない中、学校にどう求めてくるのだろうか。

826f972b.jpg先の電子黒板研修会では、3クラス4台の電子黒板を使用した。画像のように学級常設の電子黒板にさらにもう一台を体験用に運び込んで体験の機会を増やした。ワイド画面では球形ボールは確かに横長に表示される。また、校内LAN経由でサーバーから送出した動画の視聴(右側)も行った。

f813d01b.jpg 本日は、全放連常任理事会が放送センターにて開かれた。平成23年度決算・事業報告、24年度予算・事業計画がそれぞれ滞りなく承認され、今年度のスタートがきられた。あわせて7年間担当した四国ブロック担当からも正式に離れ、思い入れて対応してきただけに一抹の寂しさを感じるがブロック側から声がかかることもなく、次担当がしっかり勤め上げてくれればいいというところかもしれない。各ブロックよりの情報交換の場では、組織状況について具体的な話がどこからも上がっていた。その後懇親が深められ、会場片付け後6時頃会場を後にした。

 今日は夕刻より、東京・豊洲のららぽーと豊洲内にある「施設内で子どもたちが職業体験を行う」スペースとして人気の高い『キッザニア』での教員体験会に参加した。キャリア教育の一環として子どもたちに来場してもらいたいという意向での実施である。普段大人が体験できないスペースに入れるということで、人気のコーナーは30分以上待ち状態だった。取り組んでみたのは、「新聞社」「科学研究所」「運転免許試験場」「レンタカー」など。仕事の核となる部分を子どもの理解度に合わせて体験させる構成がよくわかった。一部のやりとりに簡単な英会話を取り入れたということだが、体験する意識にさらに負荷がかかることになり、英会話も身につくことを売りにするのはどうかと思えた。担当者が早口で説明していく中に、「日本人が話す」英語が加わったという感じなのだ。「新聞記者」として、待ち時間が30分以上の「放送局」に取材に行ったり、「レンタカー」に乗って「ガソリンスタンド」で働く人に給油してもらったりなど、他の体験の姿と触れることもできた。道路には観光バスや消防車・救急車が時折走行し、消防隊が窓が赤く光っている建物に一斉放水を実際に行っている姿も垣間見た。時間ごとに、音楽と共に中央ベランダで職員が踊り(即興で合わない場面もちょっと)見ている人が手拍子をしている様子や終了近くにはキャラクターなどのパレードもあった。『「仕事の楽しさ」「知らなかったことを知った嬉しさ」をリアルな環境でじっくりと味わえる。』という体験作成新聞に書かれていたキャッチコピーのようなミニ体験ができるこのような場に小学生が訪れて学ぶことは意味のあることと思え、会場を後にした。

abad8fd5.jpg 本日は、本校にて区情報・視聴覚研 放送教育提案・電子黒板研修会が行われた。『学校放送番組』の実践提案だけでもボリュームのある内容であるのに、そこに電子黒板の体験・研修も加えようという欲張りな研修会。せっかくだからと、全教室電子黒板導入のメリットとして3教室を使っての電子黒板体験を企画した。
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bb51ac80.jpg 本日は、武蔵大学中橋教授をお迎えして『生きる力を培う放送学習プロジェクト』ホリデー研が開かれた。部員各自からの実践計画は各番組の活用感にも触れ、普及・促進を図る方策などにも触れ、活用効果が伝わってくるような多様な取り組みが報告された。その後、全国大会でプロジェクトより部会提案する方々の内容提示から協議を進め、午後には他分科会で番組を活用して提案される方についても検討を行い、午前11時から午後3時半に渡る会を終えた。


c307583b.jpg 市の研修会後直ぐに移動し、全放連事務局会6月定例会に出席した。冒頭に東北・関東甲信越・東海北陸ブロック担当者からブロック理事会報告があり、ブロック特有の事情なども報告された。確認事項では、6月22日に迫った常任理事会の役割分担・進行確認が行われた。当日はブロック担当を離れたことを実感する折りかもしれない。続いて夏の第63回放送教育研究会全国大会についての協議では、テーマ別研究交流会・団体別研究・全国大会シンポジウム・使用機器・大会要項の確認がそれぞれなされた。その後、次年度の第64回放送教育研究会全国大会についての進捗報告が行われ、9時閉会した。

0efc4b29.jpg 今日は、『校務システム研修会』各学校から担当者が順次指定日に合わせて成績処理等の機能について研修を受けている。本校から既に3名が研修済み。個人的には昨年8月と一昨年、秋葉UDXにて開かれた『スズキ校務ソフト一日セミナー』に参加してきた。大手ソフトハウスが堀田教授監修のもとに現場の声を反映させてブラッシュアップしてきた校務ソフトは複数の機能間の連携性の良さと、細かな入力変更への対応などで小気味よい。(具体的には2012年8月記事参照)続きを読む

1c101272.jpg 土曜参観では、算数『円と球』での「コンパスで円をかく」学習を行った。コンパスの扱い方を演示したりエア練習したりした後に実際に描かせるのだが、そこで使用している東京書籍のデジタル教科書を活用した。ノートに『右利き』が「斜め上から」と「横から」描く動画と『左利き』を加えて、3種の動画が入っている。続いて応用の模様作りでは、描く円の各中心にマウスを当てるとコンパスが現れてそれぞれ円を描いてみせてくれる。これがとてもわかりやすく、子どもたちも注目していた。

7dc6b0c0.jpg『「教育の情報化」実践セミナー2012 in 横浜』が、来る7月14日(土)に横浜国立大学
にて、日本教育工学協会(JAET)の主催にて小中高等学校教員、関連企業、大学研究者などを対象として開かれると、メデイア研事務局長よりMLにて連絡いただいた。
 JAETのWebによると『「教育の情報化」の実践動向を共通理解するとともに、その発展を支えるICT機器や教育システム、デジタルコンテンツの活用事例を参加者間で共有します。今回は、情報モラル教育・著作権教育をテーマに実施します。』との内容である。参加希望は、7月10日(火)まで(申し込み先着順・参加費無料)に申し込むようにアナウンスされている。

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