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学校放送番組活用実践・情報教育研修 全放連放友会員

2009年09月

 NHKが開発した「3D立体ハイビジョン」を日本自転車普及協会の企画・主催でNHKグローバルメディアサービスが委託を受け「自転車の歴史・文化・競技」そして「自然・アニメーション・魚の世界等」3D映像を小学生が楽しむ企画だそうだ。これを10月の始めに行うという知らせが伝達された。キャスターが自転車世界選手権10連覇の中野浩一さん。金メダルに児童が触れる機会もありそうだ。
 3D映像は、「アゲハの誕生」「これが立体ハイビジョンだ(飛び出す矢・落ちてくるリンゴ・画面一杯に迫ってくるロボット魚など)」など。自転車紹介や、おさかなクンが石垣島の魚をリポートする様子などは2Dのようだ。他校での様子はこちら

91c6f914.jpg 『スクール・ニューディール』取りやめとなりそうな状況が高まり、現場では情報担当を中心に落胆の声も少しずつ上がっている。ICT効果をさほど感じていない層は無反応だが、ニュースによって、(情報担当など)ことのほか期待感が大きかったことが浮き彫りになってきた。関連Webは、このようなもの

da433e85.jpg 朝日新聞9月23日朝刊に『川端文科相と同省の副大臣、政務官の5人は、22日、前政権のもとで今春成立した補正予算を見直すため、省内でヒヤリングを実施。官僚側は同省関係の約1兆3千億円のうち、1761億円が削減可能との報告をまとめ、川端文科相らに示した。(中略)この日、官僚側が示した見直し額1761億円は、同省の補正予算総額の13%。主な対象事業は、▽学校への地上波デジタルテレビ、電子黒板、パソコンの普及のための予算860億円▽学校の耐震化・太陽光発光パネル設置などのエコ改修事業240億円▽研究者海外派遣基金224億円▽地域産学官共同研究拠点整備事業145億円▽無人探査機の建造と支援母船の改造費など43億円▽学校の理科整備費43億円など。予算を交付済みの事業は一つも入れなかった。削減リストには、メディア芸術総合センターのほか、民主党が「政権移行期に駆け込み的に決めた」と批判している「最先端研究開発支援プログラム」(2700億円)も含まれていない。』という記事が掲載されていた。
 同プログラムだけで、提示した削減可能額を上回る。提示額すべてが削減されるとなると、やっと今年度補助裏の50%の交付金確保の理由がつかなくなり、次年度以降この規模で再び実現する可能性はかなり低くなるだろう。2011年が近づいて、32インチが入るのがやっとだろうか。ましてや50インチ以上で「デジタル教科書」などのコンテンツ活用を図るというのは夢の話。全教室に50インチがあるという前提での来年度本市でのブロック大会も再検討。本市での実現に向けて、徹夜を続けての要望書を当該課に出し尽力した者としては大変残念だが、現場ではさして必要感の空気があまりないのも事実。それよりも人員増とは一様に聞く話。それはわかるが話は別。新指導要領に「情報モラル教育」や「ICT活用」の必要性がいくら唄われようが旧体然とした学習は変わりなく、導入により実感してもらうことなど遠き話。「先生方が教師をしている間に、こういう機会は二度とありません。」(『New Education Expo 2009 in 東京』『確かな学力を育むための普通教室のICT環境 』コーディネータの先生の話より。)また、野中先生も気にされているようだが。

1c0e2eee.jpg 市研部長より、自身の情報モラル授業研に向けて、『ケータイメールを題材にグループディスカッションをする授業を考えているとのこと。「言葉のみでのコミュニケーション」「(教室内での)手紙、交換日記のやりとり」でマイナスの行動に進んでいかないようにすることをねらいにしているとのこと。言葉足らずなメールによる行き違いなどの教材があるといい』そうだ。
 即座に浮かんだのが、『メディアとのつきあい方』学習会での模擬授業で示された、誤解を生みやすい「携帯メール文」の文例。ただ、それはどちらかというと高学年程度の理解を前提としている内容だったと記憶しており、自分が毎年参加してきた情報モラル関連のセミナーを、これも自身のブログで辿りながら確認していった。合わせて「情報モラル 教材」でも検索をかけた。
 「エル・ネット」の動画教材は再び見ても実態に即して良くできていると感じたが、小学校高学年から中学生向け。それでも二期制の成績処理で忙しい中、4話・30分を高画質再生で一気に見てしまった。
断然多く上がってくるのが『春野家ケータイ物語』だ。当時NIMEの堀田先生+NTTdocomo+NHKエデュケーショナルによって作られた、申込み学校無料配布のDVD。ただ、いきなり3年生にはどうだろう。
 「ネット社会の歩き方」や、「長崎県石川県各教育委員会作成」の教材もそれなりに使えるのだが、自分の参加経験からは、広教の『事例でわかる情報モラル』
使いよいと感じた。静止画に音声ナレーションで進行し、「まとめ」があったり「キーシーン」に戻せたり、「授業展開マニュアルシート」「ワークシート」なども充実している。3.4年には、リアリティーある動画よりも、一つ一つの状況を確認しながら進めやすいと思えたからだ。

a6409d09.jpg NHKドラマスペシャル『白洲次郎』が、三夜連続で放映される。番宣を見て、重厚な作りに期待感を持っている。NHKとしての力の入れようは、1階出口のポスターパネルを幾枚も独占した様子からもわかる。ただ、裏番組にアカデミー賞受賞作品『おくりびと』があるのが気になるところ。録画予約はどうしようか。ちなみに『おくりびと』主演の本木雅弘さんは、全国大会で『スペシャルトーク』として登壇予定。これも楽しみ。聞き手は同じNHKドラマスペシャル『坂の上の雲』統括プロデューサー。

eba0eee1.jpg 本日は、18時30分よりNHKにて『放送学習による人間力育成プロジェクト』の会合があった。10月27.28日に予定されている全国大会で配布される本プロジェクトの「リーフレット」原稿内容についての詰めをまず行った。リーフレットで取り上げられるのは『おはなしのくに』『カラフル!』『見える歴史』の3番組。後半は、全国大会分科会でも本プロジェクトから提案(『時々迷々』の実践を中心として)があるが、その際に触れる学級診断の基礎資料となる人間力表についての「自己制御的要素・知的能力要素・社会、対人関係力的要素」の三要素に於いての「具体的な力」各項目有用性確認・学級での児童事例上げ分担等で午後9時までかかった。リーフレットの内容については、上記リンクのWebにも掲載される予定。

9d1ac7dc.jpg 本日は9月定例事務局会がNHKにて開かれた。いよいよ来月に迫ってきた第60回全国大会について、全体状況、スケジュール、役員事務局員の出欠状況、基調提案、全国事務局長会議、各会場へのアクセスについて確認。地方ブロック大会派遣予定、第61回大会についてについても進捗状況を含め確認。今年度も大会前に教育フェア関連番組として放送教育実践の特番がある模様で楽しみにしていたい。

e608a920.jpg 『日本視聴覚教育協会』では、文部科学省の「先導的教育情報化推進プログラム」委託事業を受け、「デジタル指導案を用いたICT機器の活用に資する調査研究」をテーマとして、普通教室のICT活用を推進すべく事業を進めてきている。また、どのような機器を使って、どのような授業をすれば子どもに期待する力をつけることができるのか、その活用イメージを持つことができるようにと構築されたモデル環境を活用した「デジタル指導案」を作成し、その教育効果について検証するともに、この指導案をデータベース化し検索できるように作業を進めている。本校でも毎年の情報教育実践から指導案を提供してきた。サイトを閲覧することにより「ICT機器を活用した授業イメージ」を持てるよう構成されている。現在は研究協力校間で、12月まで検証作業を行っている。

0c13c67f.jpg さほどすぐに「電子情報ボード(電子黒板)」を使うあてなどなかったのだが、5校時に雨天により各自の植え木鉢にカブの種をまくことができなかったので、花壇で育てる予定の大根の種の観察もしたあと、PC室にて「育て方」について調べることにした。電子黒板にて、検索手順を確認してからのぞいていく。これまでにも育てた野菜についてあらかじめネットで検索したことがあるのだが、今一度確認。一つのグループは電子黒板にて自分たちが確かめたページを皆に示していく。画像はそこのところ。

ee58a827.jpg 「先導的情報教育推進プログラム」日本視聴覚教育協会受託ワーキンググループに属する本校は、3年目にあたり電子情報ボード(電子黒板)(プラズマ 50インチ)が導入され、パソコンルームに設置された。作業は午前中の授業時間から始まり、昼過ぎに終えた。当座は同室で個々の児童のPC活用に向けての提示用等が考えられるが、キャスターに設置されているため、同じ階への移動も可能。児童がペンタッチ操作するのにはプラズマディスプレー下のDVDデッキやコントロールセンターなどが入っている「収納ボックス」が多少じゃまではあるが、その上にはエルモの新型OHCも載っておりオールインワンで移動が出来る。ただ映すだけでは、教室常設の高照度プロジェクターで十分であり、PCと連動してのネットワーク上のコンテンツ活用が本機をより生かせる使い方だろう。デジタル指導案作成に向けた本機活用の実践が待たれる。今後教室に導入されるであろう同サイズの大画面効果の例示ともなるよう、まずはネットワーク上のフラッシュ型教材を生かしての授業で早速使ってみたいと思っている。画像のラック上に見える手前がコントローラー(PCやDVD、OHCの切り替えができ、ワイヤレスで手持ちも可能。)向こう側にはELMOのOHCが見える。「収納ボックス」は上記の「電子情報ボード」カタログの最下部にオプションとして載っている。

80fd03f1.jpg 現場でも、民主党による未執行分の見直し報道により、にわかに「スクールニューディール政策」による地デジ・PC等の配当に影響があるかもしれないと不安視の声が上がっている。「不安視」というのは正しくないかもしれない。教員1人1台校務PC配当はともかく、地デジ大画面TV導入への期待感はあまりなく、これまでも「画面に触れれば穴の空くような安物テレビだろう!」とか「そんな大きなものどこに置くの!」「物でなく人を配置して!」などの声が耳に入ってきている。
 相手にならない話はともかく、導入後には情報教育研の出番として、今後の市・県・ブロックの大会等の場での効果的実例提示に期待が寄せられるようになるだろうと思っている。
 先ずは機器が入ること。いつ大画面TV導入が現実のものとなるのかに気をもんでいる。
 

 本日は中視研のあと、来年度ブロック大会 第2回事務局会が開かれた。ブロックテーマを受けて公開各校の主題設定に向けてのいくつかのポイントがブロック担当校長より提示があった。ブロック大会当日までの役員のより具体的な役割分担の一覧も出た。分科会設定や補助金等これからはブロック事務局会との疎通が大事になってくるが、実施年度に事務局そのものが回ってくるとそれは大変なこと。会後に総務部・研究部等4部署それぞれで打ち合わせを重ね、7時前に閉会。その後一階駐車場にて、約束のあった保護者に電話をしばらくする。

 NHK「週間こどもニュース」のお父さん役だった池上彰さんによる『池上 彰の新聞ななめ読み』が朝日新聞月曜版夕刊に連載されている。今回は産経新聞社会部が「ツィーター」に載せている内容について。読者の平易な視線に寄りそうというか素朴な疑問を感じるのと同じ目線で、投げかけていることにいつも関心を寄せて気に入って読み進めている。

 ビクターのEverioX GZ-X900 のように、ポケットに入るムービーや先日も紹介したフルハイビジョン携帯などの持ち運びに苦にならず、撮影機会が広がるものが増えてきた。 

 『知る楽 仕事学のすすめ』をたまたまテレビをつけて見ることができた。『“ワーク・ライフ”超両立論 <新><全4回>』の第1回は、「“時間管理”に目覚めよ」で、講師に東レ経営研究所の佐々木社長を迎えての話であった。要は無駄のない時間管理術についてであるが、佐々木氏なりの捉え方には説得力がある。『職場の多忙が日本の競争の源泉だと思っている人がいる。寝ても覚めても仕事をすることが、その人の力がつくとかえって仕事のレベルを上げるとかいう考え方もある。ただ、ある意味においてそれはあたっている。8時間労働をする人と12時間働く人とどちらが勝かというとやはり12時間の人が勝つ。4時間の差はないが、8時間働く人が12時間働く人に勝つにはやはり頭を使わなければいけない。時間管理を徹底しなければだめだ。《仕事ダイエットプロジェクト会議》重要度の高い仕事に時間を配分する佐々木流の時間管理術。(参加者から:ゴールの設定と優先順位付け。ブロックで仕事をくくったときの感覚その見極めが突発的なことにも対応できる。先を見通せるようになった。仕事を共有する人の考えも見通せる。)《ワークライフバランス》どちらも50・50という考え方ではない。どちらも内容のあるものにしたい。仕事も強くしたい、プライベート・家庭も強くしたい。残業は悪だとは思っていない。半導体やバイオの研究をしている人が毎日6時に帰ってものになるか。プロになろうとしているが新入社員の時から、6時に帰っていたらプロになれない。そんな20代30代はある意味で思いっきり働いた方がいいと思っている。ただ、40代なったら長時間労働は御法度だ。いろいろな知識を経た後で、夜中までも働くなんて言語道断。部下に仕事を委ねる。』このあとも佐々木流の話が続く。テキストも出ているようだが、次回も継続して視聴したくなってきた。
 ただ、我が職業は管理側につかない限り「部下」に委ねるというようなことはほぼ皆無だ。50代になっても必死に○つけをして、夜中まで連日かけて通信票を書き、炎天下の屋外で体育指導をする。保護者対応に心を裂き、真摯なトラブル対応をしても心通じないことも多い。平教員は夏季中に朝から夕方まで連続5日間の免許更新講習を受けなければならない。先日は推進委員会の会合で4年目の人から50代提案者が「何を言っているかわかりません!」と厳しく返されていて、対等な立場とは言うが、この物言いは何だと思ってしまう光景にも出会う。近隣校でも若手の目に余る横柄さの話が同じ頃に伝わってきた。仕事は量質ともにこなし、感覚も鋭く応じるのだが、自分に利のある人や場合しか相手にしない。
 さて、自分が時間管理をどの程度できているかは、大変心許ない。以前、当時読んだ『できる教師のデジタル仕事術』の内容を同僚に話すと、「そこまでして時間管理をしたくはない。かりかりと過ごしていては気持ちが持たず、隙間時間はぼ〜としていたい。」などと言っていた。本番組でのプロジェクト参加者(部下だから参加したくはないとは言えないのだが)の一人は、通勤中に携帯にその日のスケジュールとそれにかかる予測時間を入力しておき、出社するとPCに転送するのだという。携帯には不慣れなのでメモ代わりとはいかない。電車に乗る時間が長いときには愛用のLet'sNoteR6に書き込むことはしているが、それも混んでいて立っているときには叶わない。児童が帰って、その後会議を終え、学年で話をしたあと、やっと教室で残務という時間に、保護者が突然訪ねてきて1時間程度話していくことも時折あり、週に3時間は電話対応に費やされると、スケジュールは日々がたがたでもはや仕事術とは言っていられなく、期限の近いものからただ進めるだけとなっている日常だ。

4fda2ade.jpg 本日は、部会研究報告後に市幹事による推進委員会開催。来る12月2日の公開授業研究会確認後に、夏季特別研修会・市図工研反省。自分が担当した「先生のための教え方教室」については、市連絡協議会の主催のためかここでは触れず。9日に予定している「ブロック大会準備委員会」の場では反省なり成果なりの具体的な声をいただきたい。
 ネットワーク部会では、ジャストシステムの「つたわるねっと@フレンド」活用によるモラル学習の実践報告があったそうだ。同ネットワーク型アプリが生まれた年に同社の協力を得て、3年国語では互いの作文に対する感想交流であり、6年情報モラルの学習では模擬メール学習で大きな効果を得たことを思い出した。
 メディア活用部会では、「見える歴史」活用提案。学年の社会を一手に持っているとのことで、修正をかけつつ教師の活用力向上も期待できる。
 会を終えてからは、「カラフル」の反応の良かった海外版について聞いたので、視聴の機会を得ていこうと思う。

34c0a68b.jpg 前期の2ステージ目が始まると、さすがに怒濤のような忙しさ。それに加えて出張やら通院やら台風の影響やらで、なかなか日々の仕事にじっくりと取り組めず、やれるときに無理矢理遅くまで働いてこれまた疲労とストレスが嵩む。明日は、本市が運営した県視聴覚・放送教育夏季特別研修会の総括を行う推進委員会で出張。来年度のブロック大会の前哨戦となったかチェックをする。
 午前中は、実習生や初任者に算数の授業を見せることになっている。準備をする余裕もないところで「スクールプレゼンター(UCHIDA)」の登場。2年生「計算のしかたをくふうしよう」単元の第一時での、「加法の結合法則と( )の使い方」を学ぶ場面。そこで登場するのは品物と価格を隠すブラインドカード。それを神経衰弱よろしく開いていく。3口の数の加法計算上の結合法則や交換法則の確認へと進めていく学習を楽しく進めようとするものだが、このままではたわいもない。ここからどうするかが準備のしどころ。

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