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学校放送番組活用実践・情報教育研修 全放連放友会員

2007年12月

 佐藤先生も再放送を見たことをブログに上げていたりする『ごくせん 第1話』の一挙再放送だが、最終回で、「教育シンポジウム」会場にヤンクミを辞めさせぬよう直訴するために集まった3Dの生徒たちや全国から参加した先生たちを前にしてのヤンクミの決め台詞が耳に残った。
 「学校ってのはな
  遊びに来るところじゃねえんだよ。
  勉強するところなんだよ。
  テストで いい点とるために
  勉強するんじゃないよ。
  苦しいことや いやなことから逃げないために
  勉強するんだよ。
  人ってえのはな。
  一人じゃ生きてゆけない。
  仲間と生きてゆくために
  勉強するんだよ。
  学校ってえのはな。
  そうゆうこと
  勉強するためにあるんだよ。
  だから、ちゃんと通って
  きっちり卒業するんだよ。」

a4b248bc.jpg 12月30日(日)付・読売新聞朝刊に、『総務省と、テレビ各局などで作る「デジタル放送推進協会」は、2011年7月に地上放送が完全デジタル化された後も、アナログテレビで地上デジタル放送を受信できるようにする簡易チューナー製品の指針を発表した。価格は5000円以下を想定している。総務省は、指針を基に製品を作り、09年度中に発売するよう家電メーカーに呼びかける方針だ。簡易チューナーをテレビにつなげば、アナログテレビで地デジ放送が見られるようにする。ただ、ハイビジョン映像やデータ放送は受信できず、画質は現行のアナログと同等の標準画質となる。アナログテレビ1台につき、簡易チューナーも1台必要という。簡易チューナーは、総務省が、経済的理由で地デジ対応のテレビを購入できない世帯への対応策として検討を進めてきた。総務省などによると、完全デジタル化後も、現行のアナログテレビが最大1400万台残ると予測されている。安価な簡易チューナーを発売することで、現行のアナログテレビが大量の廃棄物となることを避ける狙いもある。』との記事が掲載された。
このこと自体は耳新しい話ではないが、現実的に学校でのテレビ使用は、外からデジタルできたものを放送室などのヘッドエンドのチューナー部で変換、教室では今まで通りのアナログテレビの標準画質で視聴という構図がますます現実化していく。「地デジ」は放送教育推進の「黒船」ではありえなかったという結末に向かっていく。

a570544f.jpgc20cd322.jpg 四国大会・事前研修会に参加した。役員控室にて、早速、鳴門教育大学の藤村先生にご挨拶させていただく。環境番組『どーする?地球のあした』掲示板「交流ひろば」運営についてお聞きすると、立ち上げて作り込みチェックしていくには大変な苦労があると感じた。
ご講演いただいた内容は、来年度の授業を伴った本大会を意識しての大変丁寧な構成。冒頭には、大鳴門橋の画像。故郷伝える教材製作。大学生が幅75cmの欄干を歩いて、この感動を子どもたちに伝えたいと夢中になって教材製作をした。できたときには怖い思いをしながら作ったという成就感があった。3日間徹夜で教材作成をした。それはなぜかというと実は映像資料には情状性、心を動かす大きな力がある。今、教師が基礎学力向上といって子どもたちにやるように仕向けても自ら学ぶようにはならない。やらされているということだけでは生きる力にはならない。そこのところの力を変える力が放送教育にはある。子どもたちが興味関心を身につける力がある。
 「生で使っている。収録して使っている。デジタル教材を使っている。と挙手で活用度をチェック。」学習意欲がなければ前には進まない。日本の子どもは他の先進国より学習意欲が劣るといわれている。全国共通学力調査では、A.Bともに低い。読解力・表現力が落ちている。基礎学力向上として暗記型・知識偏重になっている。思考力も考える場もない授業というのが結構みられている。「学習課題・追求方法・正解」という3点セットで教師が出してしまう。考える場がない授業、「考えてごらん」「意見ない。」「実はね。」教師が答えを出してしまう。子どもたちが疑問に思っていないのに「今日はこれを考えよう。」と言う。その結果学習嫌いの問題が出る。
 現在、「放送・デジタル教材」を使っていろいろなことをしてもらっているが、全国的に見たときに何故使うのかが分からないところがある。困ったことに、教師より一方的な知識注入のために「放送・デジタル教材」を「教えるツール」にしてしまっているという問題点がある。これでは生きる力が育たない。つまらなくてわかったようで実はわからない。理科の実験をしないで番組を見て終わる。これは先生は楽だ。見学に行かないで番組を見て終わる。すごく楽だ。だから子どもたちも何となく番組を見てわかったようだが、実感を伴わないので本当には力がつかない。それを解決するには子ども主体の問題解決学習。小学校、幼稚園レベルでは子ども主体の問題解決学習が取り組めるが、中学・高校では生徒主体の課題解決面、課題を先生が出すが、それを解決する方法などを生徒に委ねるなどにしていく必要がある。見て分かったつもりにするのではなくて、見て自分たちでやってみたい、自分たちがやってみた実験や観察をもう一度わかり直すために番組とかデジタル教材を使うといういろいろな方法が考えられる。放送教育をやる人こそ、実体験や活動を大事にすると言われたいものだ。
 

f7b1d277.jpg04f15de5.jpg 明日12月26日(火)に、『第45回 放送教育研究会四国大会愛媛大会 事前研修会』が、愛媛県松山市の男女共同参画推進センター(愛称 「コムズ」)にて開かれる。講演として鳴門教育大学の藤村準教授による「共に学び、生きる力をはぐくむ放送教育を進めよう(仮称)」の講演が予定されており、担当として前日入りしている。(藤村研究室が、環境教育番組『どーする?地球のあした』関連掲示板を運営しており、本校児童も参加している。)その後校種別部会が持たれることになっている。
 四国ブロックでは、2年のスパンで各県が取り組み、1年目には準備年として今回のような研修会を行い、2年目に公開授業を伴う「四国大会」を実施している。今年度と来年度が、愛媛県ということになっている。綿密で意欲的な取り組みを進めてきており、明日の分科会提案も期待できる。

de2c721c.jpg 『わくわく授業〜わたしの教え方〜』23日(日)放送の今回は、「食べることから学びとろう」〜がっこうゴハンスペシャル〜再放送予定は、12月29日 午前1:05(金曜深夜)

 自分が「食育」に着目したのは、番組「おこめ」が始まり年間活用したときからだと思う。昨年度、給食時に教室にやってきて紙芝居を積極的に行い学校栄養職員研究会Webにも携わる栄養士といろいろとやりとりをしたが、めまぐるしい中での日常的な「食育」は大変だ。連携が欠かせない。
(以下は、番組Webによる紹介)
「学校生活に欠かせない時間、給食。「食」の安全が問題となり、食べることと健康との関係に注目が集まる今、子供たちの「食」は学校での重要な「学びのテーマ」になっています。地域ならではの食材から学ぶ土地の産業や歴史、食事のマナーやルールなど給食から学べることはたくさんあります。2年前、「食育基本法」が制定され、給食の時間を積極的に利用する学校が増えました。今回は「ガッコウごはん」コーナーで登場した、沖縄県の「ゴーヤチップス」、岩手県の「ひっつみ」、兵庫県の「古代米」や、「かまぼこ」から食品の生産を考えた北海道の取り組みなどをあらためてご紹介します。
 また、学校の花壇を野菜畑に変えた高知県南国市の後免野田小学校を取材。この学校では栄養教諭の石川利恵先生を中心に、子どもたちが育てた野菜を給食に取り入れたり、調理実習に使ったり、総合的な学習の時間などに栄養に関わる授業をしたりと、学校全体で「食」を考える教育に取り組んでいます。
 「食べることは生きること」。全国で始まったいきいきとした学びの現場を見つめます。」








文部科学省が推進する『先導的教育情報化推進プログラム』の概要

「ICT新改革戦略」等に基づき、学校のICT環境の整備、教員のICT指導力の向上、ICT教育の充実、校務の情報化及び情報モラル教育等の学校教育の情報化を先導的な調査研究等により総合的に推進する。(教育情報化推進協議会Webより)

本校は、『調査項目B:先進的なICT環境の整備』の実践研究を進めている。
今後の進展については、本紙面上にて伝えていきたい。

【研究テーマ】
デジタル指導案を用いたICT機器の活用に資する調査研究
【調査研究の概要】
・大型提示装置等を含む「ICT活用環境モデル」を構築し、環境の簡易型コントローラを開発し、その有効性を検証
・本モデル環境に応じた指導案をデータベース化し、指導案に即した電子教材検索システムを構築し、普及を促進
【ポイント】
・煩雑なICT環境の活用を容易にする簡易型コントローラの開発
・全教員が利用可能な指導案に即した電子教材検索システムの構築

 27日に『どーする?地球のあした』「クリーンエネルギーが町をかえる」が再放送される。去る12月5日(水)に本校で行った市視聴覚・情報教育研究大会で要として活用した番組である。一番視聴から気づいて欲しかったのは、温暖化対策として、単に「新エネルギー」が拡充していけばよいというのではなく、それらを取り組んでいく過程で人々の心に限りある資源を大切にするという意識が根付くということ。
(以下は「番組Webあらすじから」)『葛巻町がクリーンエネルギーの町として知られるにつれ、町の人の意識も変わってきた。地元で商店を営む近藤勝彦さんは、風車がたてられた当時、風力発電のことはまったく知らなかったという。「何のために風車を建てるのかもわからなかったけど、できることから始めて、温暖化の防止にいくらかでも協力しているんだという意識をみんながだんだん持つようになってきた。」(近藤さん)。近藤さんたちが温暖化やクリーンエネルギーについて話し合う機会も増えた。 』

「冬のテレビクラブ」での小学校社会科特別番組の内容がわかってきた。(以下はWebから)
小学校社会科 集中講座
キーワードでばっちり!日本の産業 12月27日(木)午前10:00〜10:30
1月4日(金)午前10:45〜11:15(再)
日本の各地に根付いたさまざまな産業。一見バラバラに見えるそれらの産業を、まとめてばっちり理解できるような、便利な“キーワード”があるとしたら…。この番組では、農業・漁業・工業などさまざまな産業を、「天(のめぐみ)」「地(の利)」「人(の力)」という“3つのキーワード”で読み解いていきます。国土と産業のかかわりを理解するための、“記憶と思考のヒント”をご紹介します。

なんでもランキング 日本の地理と産業
12月28日(金)午前10:00〜10:30
1月4日(金)午前11:15〜11:45(再)
水揚げの多い漁港トップ5は、なぜ東日本の太平洋側に集中しているんだろう?どうしてみかんの産地トップ5は西日本に集中するの?…それって、一体何故だろう?地図帳や資料集にも載っている日本の様々なランキング。納得の順位もあれば、意外な展開も…。そんな様々なランキングを比べてみると、様々な日本の顔が見えてくる。色々なランキングを楽しく読み解き、“表”や“グラフ”に親しみを持てることを目指します。

番組MC:スピードワゴン

21377114.jpg 今回も、3学期分を先行放映。新作は『復活した動物園』−廃園の危機に直面した旭山動物園。復活のカギとなったのは・・・」(番組テキストより)見逃しても1/9(水)11(金)・16(水)18(金)に放映を予定している。

edffb92c.jpg 来る平成20年2月15日の午後6時半より午後9時までを予定として、NHK放送センター(東京・渋谷)にて、学力向上プロジェクトの成果発表会が開かれる。
 内容は、「研究の概要」「ポスターセッション〜放送番組を活用した実践報告〜」「ワークショップ『学力の向上をねらいとした放送教育の実践を所属校でどう普及させていくか』」「指導・講評 大阪教育大学教授 木原俊行先生」
 どなたでも参加でき、ポスターセッションの発表者も1月31日(木)を締め切りとして募集中。(模造紙一枚A1大)
 ※画像は全国大会「ポスターセッション」より

 『みんな生きている研究会』12月定例会が持たれた。本市からさら新人一名の参加。今後の存在感が問われる中頼もしい。

 12月13日(木)に、事務局会がNHK高層階にて開かれた。第58回記録進捗状況、第59回内容・年間スケジュール・役割分担、第60回へと確認。九州・中国・近畿のブロック大会報告。学力向上プロ報告。地デジ放対委進捗状況等確認。
 研修は埼玉O先生のお話。「(服部・引用)世の中で変化のないものはない。すべて流行だ。」「子どものわかりかたを追求するのは流行であり不易だ。」「(不易と流行)我々がやってきたのは、実は教育技術でなく理念であり哲学だ」「子どもの言葉をどんどん取り上げていく。先生が言わなきゃ子どもがしゃべる。」「放送から入った人はコンピューター・パワーポイント・クリップだとかも使えるが、教え込みから入った人間はできない。」「番組とクリップなど(デジタル教材等)は、車の両輪という人がいるがベクトルが違う。」「(研究者同士)理屈でなく『ナッ』てやってきたような気がする。」「スイッチを入れた途端に変わる。」「先生が15分間の雰囲気をどう捉える。」「子どもが変化していく。その過程で先生はどんなことができるか。」「(継続視聴では)テレビを見せたときのわかりかたがかなり違う。」

ed88cbe2.jpg おおよそどこでも行われていることだろうが、本区でも毎年各校がローテーションを組み、各教科の公開授業研究会を行っている。本年度は本校が社会科公開となっており、2回目の事前研究会が行われた。第一回は全体会で行われたので、今回は授業者ごとに分かれて協議が行われた。
自分が高学年ということもあり、また関心も寄せている5年「わたしたちのくらしをささえる工業〜部品関連工場が支える自動車生産〜」の方に加わった。この授業はオーソドックスなものでなく、新潟中越地震で被災した自動車部品工場を扱うことを導入から中核に据え、その協力工場は大手自動車工場にとってどのように大事かというところから、自動車生産システムの確認と後追いしていくのである。
 冒頭の2時間は、自動車と自分たちの生活との関わりを求め「わたしたちの生活に自動車は役立っているのだろうか」と入る。3時目では、「(被災した部品工場に)日本の自動車会社から650人も来て復旧作業を進めたのはなぜだろう。」と、新聞記事を元に確認していく。4時目からはその部品工場について「部品工場と自動車会社はどんな関係だろうか。被災してどうなったのだろう。」調べていく中で、日本の「カンバン方式」という生産方式をクローズアップして大きな役割を持つことから、以後の「工場見学」で確認する「工場のシステム」「生産ラインの内容」「開発や環境への配慮」へと進んでいく。
 本時は、既習の確認からその会社が生産停止することで日本全体の自動車生産がストップしてしまったことから「この部品工場と自動車工場との関連が密接であることがわかり、部品工場によって自動車の生産が支えられていることに気づく」ことを目標に据えている。
 日本の生産方式には、このように「ジャストインタイム方式」と言われている在庫を極力減らすことのできるやり方や、携帯メディアプレーヤーが海外生産では22人であった行程を4人の熟練工がこなして生産したり、「一人屋台方式」と言われるFAX機・携帯電話等の製造方式を採り入れて「国内回帰」を果たしてめまぐるしい技術革新・好まれるデザインの変化に対応したりすることができる方式などが生み出され、日本製品の販売数が伸びてきた。『電子立国・日本』の姿をここでも見ることができる。
意欲授業への期待が大きい。

 「冬のテレビクラブ」期間に放映される『やってみよう』シリーズの「なわとび」。12月25日(火)26日(水)10時15分〜30分第一回「二重とび」第2回「みんなで長なわとび」再放送12月28日(金)11時より2本続けて放送 番組Webによる案内では、「今回の『やってみよう』シリーズは、冬の体育でかかせない「なわとび」がテーマ。挑戦者は小学校3.4年生の子どもたち。なわとびパフォーマーSADA先生が、子どもたちの実力診断を元に、みんなにぴったりな練習方法を教えてくれます。みんなはきれいに前とびをとべているかな?二重とび上達のコツは、実は前とびにかくされています。」跳び方の参考や意欲につながるといったところ。

今、放送教育のプロジェクトでは、「番組の文脈を教師がとらえないと番組の力を生かせないのか」との投げかけを受けた議論がみられる。番組が子どもたちにどう働きかけ育てるか、学びを深めるための番組作りのイメージがどれほどなされているかとの制作側への直言とも受け取れる。「冬のテレビクラブ」が始まり、今後の番組制作の方向性を占う番組が散見される。内容が気になるところだ。

f9b187d2.jpg 今回の「あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑」は、「漁船乗組員」要するに漁師さんだ。危険かつ体力のいる過酷な仕事。「沢山魚がとれて、揚げた後、みんなでわーとやるのが好きだ。」という19才の新人が今回の主役。定置網漁で、400種類もの魚を心を一つにして引き上げる。朝二時半には出勤する・氷を船に入れるのは新人の仕事。魚を引き揚げるには3つの船の漁師を一つの船に運ぶが、そのための船の櫓をこぐことを任される。起きに流されたりしてなかなかままならなく、思わず先輩が代わったりした。次の日には先輩から昼間に特訓を受けるが余計な音がしてままならない。次にまた櫓こぎをまかされる。扱くときに当たる音もせず無事漁師たちを渡すことができた。こうやって一つ一つを身につけていくという話。その会社では初任給20万円。平均月ボーナス5万円との話。資格・学歴はいらないが体力勝負といったところ。情に厚い男の職場。最近は希望者が減り、体験活動を行ったりするなどの広報をして、経験がまるでない者が入ってくるようにもなったとのこと。体力的に辛いということを今の若者はなかなか選ばないということか。

 自分は明日の全校でのイベント『キッズフェスタ』準備があるために参加できなかった、放送学習による学力向上プロジェクト授業研究会が埼玉の学校で行われていた。埼放協との共催の授業研となる。他級でも番組活用授業を事前に行い、非常に提案性のある内容であり、事後研でのワークショップは、4者4様であったとのこと。木原先生のブログに詳しい。

d55814c9.jpg いよいよ本日、市視聴覚・情報教育研究会 研究大会が本校にて開かれた。公開授業はこれまでも触れたように本級の『どーする?地球のあした』を活用した環境学習の授業。NHK学校放送の番組担当ディレクターにも参加していただいた。環境の学習を通して自分が生活の中で関わりを持って取り組む意識を育てることを狙いとしてきた。時数の確保を苦しみながら本時まで進めてきた。本時は既習の学習を振り返る中で「新エネルギー」に目を向けて調べてきている事を受け第15回「クリーンエネルギーが町をかえる」を視聴し、「自分たちの取り組みと同じこと」「番組により初めて知った取り組み」「これから関心を持ってやっていきたい学習」というように、中間確認から今後へと繋ぐ時間とした。
 前日までは、「新エネルギー」の学びから「環境悪化に関心を寄せる」意識の確認とする内容構成であったが、最新回が民間で取り組む意図まで触れたよい構成となっているので急遽番組をコアとしたが練り込みの猶予がほしかったというところ。
 その後に行われた研究会では、「環境学習でどのような子どもたちの育ちを期待したか」「地球環境という大きな課題を児童が身近なものとする上での工夫」「(前記に合わせた)新番組編成のねらい」「本授業での番組の位置づけ」「教育番組の視聴のさせ方」「児童が新聞にまとめる上での情報収集のさせ方」「情報モラルについて」「新聞作成の意図」「新聞編集ソフトについて」「新聞を見せる対象は誰としたか」 などの話題。
以下は、児童の番組感想
「捨てられるだけの不必要な牛の糞や尿をうまく利用していてすごいと思いました。ソーラーパネルを進んで家に設置していたのでぼくも何かしらクリーンエネルギーに関わりたいと思いました。」「いろいろな発電方法が出てきてびっくりしました。みんなやっぱり地球のために色々なことを考えているので、ぼくも何か活動したいと思います。」「太陽パネルをつけると、電力ができるがつけにくく難しい。そのため、でんきをこまめに消したりすることが、省エネができる。そうすれば、二酸化炭素を少しでも減らせる。」「今、地球温暖化などが進んでいるのでCO2を出さない発電のしかたが大切だと思った。このような発電を広めた方がよい。」「もっとほかにも、クリーンエネルギーがあったら知りたいと思いました。自分の家で取り組めることがあったら、できることは少しずつでもやっていきたいです。」「もっと工夫した発電が増えてくれるといいと思います!。」「太陽光や風力のような大規模なものではなく、今自分たちの町、市にあるもので発電ができればいいと思う。発電をもっと身近にしていきたい。」「風力発電は風の強い所に置いて電気を作り、ソーラーパネルを学校などになどを置いて晴れている日には一日分の学校の電気の量がまかなえるというクリーンエネルギーは、自然にとっても良いし、ぼくたちにとっても良い。」

 予告していた『冬のテレビ・ラジオクラブ番組表』がWebに掲載された。やはり注目なのは「みんな生きている」の再放送。「いつまでもいっしょだよ」は12月26日(水)午前10時からとなっている。「どーする?地球のあした」や「マティマティカ2」なども帯で視聴できる。特番としては「えいごでしゃべらないとJr.」クリスマススペシャルや「小学校社会科冬休み集中講座」など。好評だった「いのち見つめる教室〜埼玉・大谷口小学校の半年〜」は明けた1月4日(金)となっている。
 続いて、ラジオ覧では、ラジオ第2で「お話でてこい」や「おはなしの旅」が楽しめる。

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