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学校放送番組活用実践・情報教育研修 全放連放友会員

2005年11月

b1941179.JPG 11月28日(月)に、本校2年の一学級で『ことばぁ』「そうだ!これだ!」を活用した授業を行った。2年生は4クラスあり、昨日を始めとして今後すべての学級で取り組む予定となっている。
 月曜日の1時間目しか確保できなかったのだが、やはり朝会等で開始が遅れ、正味35分での授業となった。いつものように0分スタートで開始し、まずは「ポカポカダンス」。視聴覚室でプロジェクター投影したものを見ながらいつも踊っている。埼玉・芝西小など教室での視聴風景も見て、教室でも動き回るわけではないのでできそうだが、やはり視聴覚室のようなところでのびのび動かせたい。
 続いてメインの「チーちゃんをさがせ」のコーナー。週案には以下のように書いた。

2年国語「すすんで話したり聞いたりしよう」『そうだ!これだ!』(話す・聞く)
4,5人のグループになり、質問者が動物の特徴を捉えて、ヒントを一つずつあげていくのに応じて、相談して該当するものを選び出していく「逃げた鳥を捕まえろ」(チーちゃんをさがして)の遊びを通して、情報の識別能力や必要情報の選択能力を養う。また自ら進んで人前で話をする経験を積むために遊びの要素を兼ね備えた会話活動を経験する。

以下は、学習後に児童へインタビューした中から。
「名前をつけるのがむずかしかった。」(他の動物は児童に名前をつけさせたので)
「ヒントを出すのが大変だった。」
「ヒントを出して、それがあっていたらとてもうれしかった。」
「にているものがたくさんあったからヒントを出すのが大変だった。」

一緒にT・Tを行った2年担任へのインタビュー
・今日の「ことばぁ」を活用した学習はどうでしたか。
『子どもたちが高まりながら、関わりながら国語の学習となっているのがすごくよかったと思いました。ダンスは、ものすごく好きで視聴後も友達とやっていました。』
・これまでも視聴を重ねてきましたが、子どもたちの視聴後の反応や様子などありましたら教えてください。
『「にこにこあいさつ」も見た後からすぐに、「ニコニコことばだね。」「それはツンツンことばだよ。」「それはプンプンことばだよ。」とか使っていて、注意するときも「それやめてよ。」ではなくて「それってツンツンことばだよ。」と伝えることができたから、言われた方もじゃあ「ニコニコことばでね。」と素直に言えたのだと思います。』
 

5c65790a.gif 11月22日(火)に学校教育番組部会議室にて、みんな生きている研究会が開かれた。とりわけ「君がいるからがんばれる」と「ぼくのことを分かってほしい」の2本は、多くの学級で視聴して欲しいドキュメントであることが共通する声であった。
 2年生でも、「ぼくのことを分かってほしい」を視聴したからこその心の襞に触れた文面となった報告があった。
 佐嶋先生からは、教育臨床学の有用性についてのお話を伺う貴重な時間となった。その中で ロバート・フルガム「人生で大切なことはすべて幼稚園で学んだ」について触れられた。

c0398f45.JPG 横浜で「放送学習による学力向上プロジェクト」授業研が29日(火)に行われることは数日前に書いたが、本校でもその前日の28日(月)に2年生が同番組を活用した国語の授業を行うことになった。授業研前日であるので授業者の参考にしてもらえないかもしれないが、一応記録は残しておきたい。
 学習では、たくさんのカードから質問にあった絵柄をあてていくゲームをすることをあらかじめ伝えた後番組視聴に入る。番組を見ればどういうことに取り組むかが分かるのだが、若干投げ与えて確認するとともに、関心を喚起しておきたいといまのところ思っている。番組が始まって途中で止めての補足は控えたい。今回も0分スタートで視聴した後「ではみんなもやってみよう」と同じ用具を出して取り組んでいこうと思う。「そうだ!これだ!」では多く掲げてある鳥の絵の中から、次々と出される「ヒント」をたよりに選んでいくというもので、「ヒントの出し方」「解答者との受け答え」「解答するグループ内でのやりとり」遊びの要素を兼ね備えた会話活動としての「聞く・話す」能力の育成を期待したい。ほかにも授業者が例として出した「ブルドッグ」「たぬき」パンダ」「車」「魚」のカードを用意してグループで進めさせたい。
番組Webは
http://www.nhk.or.jp/kokugo12/ja/frame.html

722b242e.JPG 本日は、教科の枠に囚われない番組「中・高学年総合」の視聴機会が得られるのだが、いつも行ってきた「けいじばん」記入は控えようと考えている。1時間の中で、掲示板記入まで入れようとすると視聴と掲示板記入のみとなりかねない。番組視聴直後の素直に現れ出てくる感想や自分に置き換えた思いを生の言葉で伝え合うひとときが、子どもたちの心に番組からのメッセージを受け止める時間として大事だからだ。それでも、休み時間に及びながらも掲示板記入をさせたのは、他校の児童の思いに自分の思いを重ねたりと少なからずの効果が見られたことによる。
 先月これまで参加していなかった2校が掲示板に入ってきては互いに活気よく書き込んだり、本校の児童の書き込みを批判したりして抜け出ていったことがあった。まあ、数校で持ってきたものだから活気が見られるのはよいのだが、番組での実践披露の機会として利用されるにおいては、血の出るような思いで時間を捻出して記入の機会をとってきたところには冷める思いも出て番組本来の活用に立ち返ることにしたというわけである。また、「けいじばん」効果を熱心に説く方の学校が本年度書き込んでいない実情や継続視聴の効果を説く方の学級が現在あまり視聴できていないことで、これで果たして広く活用されていくものかと思う気持ちも重なっている。限られた授業時間の制約の中で、時間を振り向ける割には効果が期待できないものは行われなくなる。公開の場が放送教育をライフワークとする者の披露の場に過ぎなくなってはいけない。

deb53726.JPG 本日は、地元の区一斉授業研究会〔B研:視聴覚・情報教育〕の他校の公開授業を見に行ってきた。
 3年生は、地元の自動車関連工場への見学時に「従業員の動き・操業の工夫・機械の動き」などの視点を持って児童が「人」「もの」「機械」のグループに分かれてビデオカメラで撮影した映像から選択して発表に生かす準備の公開だった。工場見学など、社会科見学は一斉画一的に説明を受けつつ動き、なかなかそこに個々の視点を持って学び取ろうとすることは難しいことが多い。3年生ながら「自分で決めた見学したいところを中心に見学しよう」と計画したことを評価したい。
 6年生は国語「今、わたしは、ぼくは、」の単元において、「今」の自分につながる出来事や夢を発表し合うために、「聞く人の心に届く」という観点から自分の話し方を工夫して練習しようというものだった。スピーチ原稿作成にPCを、話し方の指摘を受けた部分の確認に練習と同時に撮影したビデオを活用という程度での機器利用だった。

a75a04e1.JPG 来る11月29日に、全放連「放送学習による学力向上プロジェクト」の授業研究会が横浜で行われる。当日は2年生が『ことばぁ』「そうだ!これだ!」を視聴しての授業を行う。本校では、これまで2年生全学級で『ことばぁ』を活用したコミュニケーションスキル学習を行ってきた。今回のものはまだ取り組んでいないので、この機に合わせて実施する予定だ。
 番組は、2002年度に収録済みなので事前視聴した。とりわけ目に付いたのは「ぽかぽかダンス」が年度当初から続いていたものから新しいバージョンのものに変わっていること、これまでの内容と比べると鳥の絵を採り上げたクイズ形式のやりとりのメイン課題がいまひとつスキルアップを感じさせないことだ。発問者と解答者間や互いに考え合う言葉のやりとりがここでのコミュニケーションスキル部分であろう。当日の授業者が考えるように、番組のカードを例として他のキャラクターカードを生み出して、次々と取り組ませたい。「頭が緑色の鳥は?」など絵から出題を考えて言葉に表す能力は、「話す」力の育成機会には間違いなくなっているのだが。

7b7d4b73.JPG 本日はいよいよ県の提案当日となった。一応提案者と決まった6月頃から、デジタル教材を使っている児童の様子などがうかがえるよう、映像をその都度残してはいた。3年生で、家庭でもデジタル教材を隅々まで見ていて「先生のページ」の中も閲覧している児童も複数いるのだが、その子へのインタビューなども入れたいなど欲が出すぎてしまったが、やはり構成上大半はとりやめた。
 会場となったのは、南足柄小学校。道路を挟んだ隣が南足柄中学校で、そちらでは本校の隣の中学の先生が提案していたのも面白い。割り当てられた場所の名前を見て、ひと驚き。放送活用部会という分科会なのに、体育館が会場になっていた。(写真からもわかる)プロジェクターの光量を心配したが、例の全国大会会場でもデモしていた4800ルーメンのもの。ステージ付のため、わかっていればシートを用意もできたのだがそれは残念。
 さて今回は、実践として3年理科「ふしぎだいすき」を取り上げた。理由としては、今年度新番組であり、今後の「デジタル化」に標準を合わせつつある番組構成とWebであるからだ。番組視聴が「虫の体のつくり」への関心を喚起し、クリップでより詳しく確かめ、実際の虫を観察するに至るという流れが、実物観察学習や体験活動を重視する3年理科単元に合致し、番組&Webが「いろいろな虫の体のつくりを比較する」というここでの「科学的思考」力育成に結びつくと考えたからだ。子どもたちが番組視聴している様子やPC活用場面。実際の虫でつくりを確かめたくなって、手に持って観察している様子の画像とともに流れを話した。提案構成としては、やはり少し全放連広報として欲張って、デジタル教材の紹介とする中に番組やクリップの活用例を盛り込んでいった形とした。

その他の流れ。
『番組のセグメント(分割)化に合わせた視聴』
 3.4年の一般例と3年番組ダイジェスト視聴をもとに解説した。各自に「あらすじ」もプリントアウトして配布したが、実践で中心としたのが、「体のつくり」を確かめるところと「虫の探し方」。番組を見て分かった気になるということなく、体験を誘発するようにできていることに好感が持てる作りだった。
『視点を持ってクリップを活用するためのワークシートの工夫』
 前にも触れたが、今後「クリップ」活用には、ワークシートをいかに工夫して学習のねらいに焦点化していくかが大事であると考えている。教師が、このクリップを見るようにと示した例として、一昨年の芝西4年の実例写真も取り上げた。
『そもそも「動画コンテンツ」は、どういう効果を持つか』
 繰り返して視聴することができる・学習モデルを提示してくれる・課題意識を喚起することにより、思考を促していく・実際にはできない体験を補ってくれる。そして、実践例でも触れたように期待する体験活動を誘発する効果があることを話した。
『「先生のページ」など、「ばんぐみ」「クリップ」以外の活用事例』
 ここでは、「学習リンク」として実践でも使った「昆虫エクスプローラ」について触れた。
『「けいじばん」での交流の現状(6年生)』
「みんな生きている」の本校のやりとり実例と参加状況。3年生も理科の観察結果を入れている。
『市研で行ったワークショップ(4年理科「水と水じょう気」)から上がった、どこで「番組」及び「クリップ」を使いたいかの検討一例』
などである。
 盛り込みすぎとなったのか、「デジタル教材活用」が浮き彫りになったのか、後ほど横浜の参会者に伺いたいところである。番組制作者にも参加していただいて作り手からの話を比較的時間多く話していただくことができ、依頼者としてはほっとしている。次は来年1月後半か2月前半に、地元の先生方を集めてのデジタル教材活用研修会がある。それまでに活動の様子の動画はしっかり取り込んでおきたい。

3a99fc96.jpg今日は、本校の校内授業研(国語)だった。研究主題は「ともに学び、ともに高まり合える コミュニケーション能力を持った集団の育成」である。流れとしては、「アップとルーズで伝える」というNHK解説委員の書き下ろしを読み取ることで、「アップ」「ルーズ」技法の効果について認識させ、続く単元名「四年三組から発信します」では、身近な事例を取材し「アップ」「ルーズ」の技法を生かして新聞製作をして発信しようというものである。本校4年生は、この時期社会科見学でMM21を訪れることになっているのに合わせて、デジカメで撮影した「MM21」のアップないしはルーズの画像にDTPでコメントをつけていくという情報活用の実践力育成の内容とした。背景色・デザイン・字体・カラー・割付・大見出し・小見出しが自由自在の本格的なものは多少スキルが要求されたが、子どもたちはその自由度の高さと、社会科見学で現地に触れていることで、旺盛な意欲を示した。画像はその後の研究会(中学年ブロック)。

 今日は好天の中、あらかじめ申し込んでおいた、「校内ネットワークプロジェクト」に参加した。以下は、その場で取ったメモのため錯誤もあることと思うが、承知で見ていただきたい。
 「参事官」情報活用能力の育成が一つの柱、確かな学力の育成が柱。学校教育の中で情報化がすでに位置づけられている。情報化が進むことでどういう意味・効果があるのかが伝わっていない。少しでも定量的なものを示そうとアンケートを取った。社会・調査意欲の向上、直接観測できない事象の理解・外国語言語理解・文化理解等学力向上の例。ITを使う先生ほど評価されている。食わず嫌いの先生にいかにITを使ってもらえるか。政府の中ではe−Japan戦略の中で教育の情報化が策定されている。2005年度が最終年度。コンテンツ・モラル等の推進。教育用コンピュータの導入については少しのびが鈍くなってきた。コンピュータを使って指導ができる教員のパーセンテージ7割はにわかに信じがたい。今年度中ラストスパートということで努力している。地域格差が大きく広がってしまった。都市圏が大きく整備の遅れが広がった。整備は地方交付税で進められている。耐震性・アスベスト等お金がかかるものが優先順位が高い。特定の県は知事がリーダーシップをとっている。神奈川ワースト3位22.0% 家庭にとってIT教育は非常にお粗末。組織だってきちんと行うのは学校。「IT戦略パッケージ2005」について説明。校内LANの整備が最重要課題。学校のIT環境に関する整備環境会議。文科省としてはヒヤリングで今後の取り組みの評価についてお願いしている。教育情報化推進協議会−国の活動をサポート。 「ネットディ」ボランティアが校内LANを整備−これをサポートしていこう。「自治体の努力」小金井市等では今年度中に整備を終える。横浜市今年70校が整備。情報化の影の部分への対応 学校でのITスキルばかりでなくモラルなど情報リテラシーと同じぐらい力を入れていくべき。インターネットが社会に及ぼす影響−文科省の取り組み 「フィルタリングソフトの普及促進」教育の情報化のこれからについて、新たな戦略「ポスト2005」文科省はどのように考えているか。「社会の変革に適応したIT利用の更なる期待」 「学校教育の情報化の一層の推進(初等中等教育段階)」ハード整備環境の速やかな実現・ITを活用した教育の効果の明確化・地域や学校の特徴を生かしたIT環境の整備・私立学校のIT環境の整備 できるだけ定量性のあるデータが推進の力となる。無線LANとワゴン移動を組み合わせればいいのではという話を言う人もいる。教員のIT指導力の指導の基準の具体化・明確化。サポーターとなる「IT指導教員等認定制度」。教科指導で活用するためのコンテンツの普及・促進。教員のコンピュータの整備−個人情報の外部漏洩等を防止するためのセキュリティの確保に十分配慮する。

堀田先生 学力保証 たくさんのIT活用実践 校内ネットワークは水道みたいなものだ。あちこちに蛇口があるから便利。井戸の時代には想像が難しい。水道管は壁に埋め込まれている。ぼくらは井戸には戻れない。校内ネットワークを使ったことのない世代からは想像がつかない。私たちのプロジェクト 3年前から作られた。今のようなネットワークの利便性を進める。去年は多くの地区に入っていたのでこういう風に活用した方がいい。退いた後の有効な活用とそれを自動的に管理するソフトの実例。ホームページに載っている。セミナーに伝えたいこと−「わかる授業の安定実施と効率的でセキュアな校務を実現するベースウェア」 IT整備の徹底指導力の重点化 コンテンツ整備の推進 教育用コンピュータ整備・校務の情報化の推進。

仙台 菅原先生 授業者の視点から 仙台市はほぼ100% 二口の情報コンセント(教師用と児童用)校外学習申請書打ち直しなど、共有できていない例。
Webページによる情報発信の推進 Blogで、皆でWebを更新 皆、発信しなくてはいけない羽目に陥っていく。良さとともに課題も出てくる。大量に取ったはずの写真が見あたらない。共有パソコンの奥深いところにある。 意識し始めた課題 分散している記録写真を共有するには 残されている課題 画像を扱うためのスキルアップ 個人情報への配慮 やっぱり増殖する個人のフォルダ(実践報告といいながらも課題があるby堀田)教室でのデジタルコンテンツの活用。デジコン学習を広げるために 便利なのは、掲示板を朝の会で報告。教室でのIT活用 オリジナルコンテンツの作成に挑戦。教科書(東京書籍)では。静止画の連続。模造紙に投影して掲示しておく。子どもたちが見えていない時間はどうなっているか。個人研究用Blobで公開。仕組みが簡単ということと教材として有効かは教員の仕事、これがIT活用。

岡山 T先生 校内ネットワークの管理
 名乗ることで情報の主体者として意識できる。身近な著作者尊重の意識を大事にしなくてはいけない。学年があがっていくということは子どもの発達段階も変わるということ。
不特定ユーザーが不特定な席で使う。個々の活動として使う場合とグループワークとして使う場合がある。OSが用意したユーザー認証だけでは十分でない。マウスで選択・複数アプリに対応AD.EXE Accountdefiner→Antadare
前ユーザーが個々に・教職員ユーザーが共有 前ユーザーが共有 ウィンドウズにログオンするだけのシステム 共有し、場所と特性で使い分ける。
認証結果の反映 共通の個人フォルダ ベースウェアによる統合的な環境。なしの仕事が当たり前だったのが欠かせない仕事に変えていく。 研究者・選考例→教育的意図−「使用の標準化」」

H市教育委員会 
 校種べつ教科ごとに載せている。自学コンテンツ・ヒントコンテンツ・解説コンテンツ
NHKのコンテンツもいいけど身近なコンテンツもいい。金属の伸び・台上前転など。
小学校英語活動コンテンツ どの場面でどういうものが作れるか。

パネルディスカッション 
愛知 玉置校長 応援団のあとに大量のごみが発生した。学校としていけないのではないか。それで生徒も納得の上で何も持たないでやった。保護者から今年はつまらないの声。しまったと思った。学校から応援についても発信すべきだった。発信すべきことも発信していなくて勝手なことばかり言われてきた。情報を一元化して発信している。Blog型でホームページを毎日発信している。33万アクセス一日平均500アクセス保護者地域から好評。夏休みも毎日発信。あるとき、このチラシをホームページにのせてほしいという話があった。もちろん断ったがそれだけ信頼されているということ。保護者には3日更新が止まったら学校で大変なことが起きていますと言っている(冗談)。校内のフォルダにねたが満載している。システムさえ作ればできる。「いいとこみつけ」というのがある。これは本校の良さ。全職員で子どもを育てよう。子どもも改めてほめてもらうことで喜ぶ。若い教師が今ひとつしっかりしていない。校内の生の子ども。あの子どもはこういう風にほめるのか。個人情報の管理。校内のあちこちでなくて集中管理をしていますという保護者に対する説明。Webではしっかり管理していても、先生方の机上に見られてはいけないものが平気でのっている事例があってはいけない。学校に入っている校内ネットワーク。教員は効率化した分また余計なことをやっている。楽してやれるから文集など創造的な学習をしている。 

S高校のIT環境
 ・岡山情報ハイウェイ10Mpbs
・ITを活用したい先生の支援、牛舎でのリアル中継 TV会議を活用した。・農業だからこそITが必要。実際に観察してみよう。ライブカメラでやると先生も感動する。1本のメロン。見えないことが見えることに対する魅力。再生ソフトの無料提供。先生は自分で作ったものしか使わない。得意なコンテンツを作ってみんなで共有しよう。危険な実験・見えないものの共有。先生がいやだなと思う授業は子どももいやだ。共有化することによって自分も楽だ。教科書では伝えきれない場面を補完してくれる。これを見ることによって体験活動が変わるということ→タグを付けて賞味期限確認。いつということをやっているのは今の微速度撮影との連動。

安心感のある校内ネットワークの構築 富山大学講師 高橋先生
 附属小学校 パソコンを箱から出して接続だけ。先進地域や企業のノウハウを元に再構築。ほぼトラブルなしで活用頻度は急上昇。学校3つの研究テーマの1つにまでなった。公開研のテーマにもなる。(基本レベル)トラブルなしセキュリティOK 楽・繰り返しリアルタイムに状況確認(管理レベル) 利用レベル思った通りの授業・校務ができる。(利用レベル)定期メンテナンスごとに使い勝手があがる仕掛け 導入作業・設計確定・教師の要望・設計原案・先進企業のノウハウ・先進地域のノウハウ 校内パソコンの画面の一斉表示、放課後こっそりやってもわかる。個人情報・書類の紛失盗難・パソコンの紛失盗難 IT初心者機能は必要なし。その調査から必要な設定事項 「安心感のある校内ネットワーク構築には」−先進地域や企業のノウハウをベースに 足下の安心を考えベースウェアを導入する 高次元の安心感を目指す 設定にかけるコストは2/3 定期メンテナンスを過信しない 

T校長「プロジェクターを固定した教室」を設けたら自分のもののように入り浸っている先生が出てきた。 便利安全安心

SKY社 T 
「学校に必要なシステムとは」気軽にIT活用実践をするために 学校特有の環境校内ネットワークの活用 利用者間による配慮 先生間で同じ 不許可端末接続検知
OS/ファィアーウォール より一層使っていただくために ソフトウェアによる機能の提供 利活用シーン 先生方の負担を軽減したいソフトウェアにできることはそうとウェアに任せる。先生方と子どもたちの笑顔が増える。S導入1万2000校(全国3万9000校中)

堀田先生まとめ
玉置校長 情報発信が保護者・地域の信頼を生む 校内LANによる校務一元化。

a292dc03.jpg 細々ながら横浜でも「デジタル教材活用」を広めていくべく、メディア活用部会提案の形でワークショップを取り入れた1時間半の研究会を実施した。始めに「デジタル教材」の概要とその実践例として3年理科「ふしぎだいすき」を活用して「番組視聴」→「デジタル教材活用」→「実際に観察する」という経過の中で思考判断を重視した実践例を話した。今回はNHKWebにあるPVも使ってみた。
 ワークショップでは、セグメント(分割)型となっている4年理科「ふしぎ大調査」を取り上げた。番組のデジタル化の流れに対応した新番組であり、クリップ数も充実していること、中にスキル要素のものも含まれていることなどが理由である。
 内容としては、昨年度全国大会第2日目・4年理科「びっくりか」教え方教室での取り組みに沿い、単元計画のどこでどのように活用したいかを番組とクリップを視聴してワークシートに記入・発表というものである。 
 クリップについては、意外にも学習の最後に確認的に見せたいという声が多かった。「実験の取り組みから結果までとても良くできているが、やはり結果までを見せてしまうのものはまとめの確認として見せたい」ということのようだ。クリップ集の後ろの方にまとめてあるスキル編に着目した先生は、「危険を伴う用具類を実際に扱わせる前にぜひ見せておきたいし、他にもこのようなものがあるなら使っていきたい。」と話していた。他の先生は「『アルコールランプの使い方』は、クラスの人数が多いと教師が模範でやるより見やすいと思う」とも言っていた。実際に演示するほうが優位と思っていたが、クリップをある程度の画面サイズで見せることにより、より分かりやすく視線も集中させる効果に期待したいようだ。
「皆一様に、丹念に番組15分まるごと視聴してから、すべてのクリップまで丹念に確認しながらワークシート記入をしている様を見ると、関心の高さを感じる。
 中には、番組中にある「番組中の空気の動きを見る装置で水が蒸発している様子の所をぜひ見せたいが、番組の中だけでなくクリップとしても同じものを置いておいてほしかった。」という声も上がった。「三つのとびら」などを見ていると、そのような例も多かった
のだが、ここでは確かに番組中にしかない。ただ、これは一斉提示的に使うだろうから、その場合、担任が「ばんぐみ」の「あらすじ」の項で当該小項目名をクリックすればすぐにそこが出てくるので、この点については教師の「デジタル教材」操作スキル次第とも言えそうだ。この場面は他の方からも、「学校にない装置なので、子どもに必ず見せたい。水蒸気が目に見えない粒だという考えをきちんとおさえることができる」と上がった。
 「『つららのできかた』は、横浜ではほとんどつららを見ないので、P56の授業の最後に見せたい。」デジタル羅針盤「研修会を開く」では、活用計画作成にあたって先生方が教科書を片手に検討していたことを参考に、今回印刷ではあるが教科書内容を確認しながら使用場面を上げてもらったのでページ名も出た。「『自然が作り出す氷の形』+『樹氷ができる仕組み』を見せてもおもしろいと思う」とも出て、やはり直接体験できない事象をクリップから学ばせたいという思いもあるようだ。
 今回、光回線が使えるということで本校を会場としたが、やはり平日午後はアクセスの良い所だとさらに多くの方に触れていただける機会となっただろう。遠く港北区からも来てもらえたのは、デジタル教材を学習に生かしたいという思いの強さだったようだ。

1a5e7f68.JPG第2日目午前中は、オリンピックセンターを会場として行われた。教育工学全国大会・分科会各室を想起する熱気と意欲にあふれる真剣な討議が繰り広げられた。多様な形態でのワークショップが特徴的だった。とりわけ堀田セッションは前半をまるごとワークショップに振り向けていた。広報として一カ所にとどまれなかったのだが、数カ所の録画地点の模様を追記していきたい。前記の「デジタル教材活用」セッションでは、担当の堀田先生より示された「動画コンテンツの特性」の項目分けが目を引いた。

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